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2026.03.05
ペットツーリズムを利用した奥三河の回遊策を考える
今、ペットビジネスが熱い!ペット関連の市場規模は、約2兆円規模!
宿泊施設のWEB集客スペシャリストが最新動向や奥三河のペットツーリズムを考える

「あいちの山里関係人口拡大事業」で、「ペットツーリズムを利用した奥三河の回遊策」を検討するため、2月24日(火)に、新城市のドッグラン施設「サーブアイランド」でセミナーが開かれました。
講師を務めたのは、宿泊施設のWEB集客に従事する株式会社 宿研でマネージャーとして活躍中の森悠美(もり・ゆみ)さんです。森さんは、宿の魅力を価値として感じてもらえるよう、宿泊プランの企画から自社サイトやSNSの運用支援まで幅広く携わっています。
森さんのセミナーは、自治体や観光協会、宿泊施設の関係者らの参加者を前に行われ、地域振興の新たな切り札として「ペット」が注目されている背景を分析。ペット関連市場は右肩上がりで、2027年には2兆円に達すると予測されており、その一因として、ペットを「大切な家族の一員」として扱う心理が、高品質なフードや衣服そして、旅行などにかける支出の増加につながり、消費者行動を変化させていると指摘しました。
また、愛知県は、犬の登録件数は全国3位という巨大な潜在市場があるにも関わらず、犬と泊まる宿が少ないという供給不足があります。三遠南信自動車道の延長や東名高速道路「豊橋新城スマートIC」の新設が予定されており、アクセスの向上が期待できることで、奥三河は車移動が主流となる愛犬家にとっても高頻度でリピートしやすい絶好の立地になり得ると言います。

さらに、戦略的なゾーニングとカートを使用するなどしてペットの同伴を可能にした世界遺産・富岡製紙場(群馬・富岡市)やドッグランや犬専用のトイレ、足洗い場を備えた愛犬の駅(静岡・伊東市)などペットとの共存を進める全国の事例のほか、奥三河のペット関連施設も紹介。プロのノウハウを活かしたプライベートドッグランを設置し、他犬を怖がる「犬見知り」な犬でも安心できる空間を提供するシタラヴィレッジや広大な空間と標高を活かした避暑地として利用できる茶臼山高原のドッグランなど奥三河の回遊策として期待される施設も紹介しました。
森さんは、「ペットツーリズムの本質は、単なる宿泊プランの販売ではなく、地域全体でペットを含めた多様な家族の形を歓迎する空気を醸成すること。奥三河は自然資源が豊富でジビエという独特の食資源もあり、飼い主が安心できる受け入れ体制が整えば、奥三河はペットツーリズムの『特別な聖地』へ変貌を遂げる可能性も秘めている」と問いかけました。
