大学生による地域資源磨き上げ大作戦!

2025.8.1

明治大学生が温泉・サウナを軸とした地域資源活用プランを提案

愛知県の山間地域と大学生をつなぐ地域創生プロジェクト「あいちの山里 大学生による地域資源磨き上げ大作戦!」の定例会議が8月1日、オンラインで開催されました。明治大学マーケティング研究会の2年生3名がZoomで参加。愛知県の山間地域の関係人口拡大を目指すプロジェクトが本格化しています。


学生たちは事前調査を通じて「6次産業化」「コスメ・化粧品」「観光・温泉」の3分野に関心を示しました。メンバーの一人は「ポップアップストアでの実践機会を活用するため、有形商品を扱える分野に注目した」と戦略的視点を披露。別の学生も「湯谷温泉は魅力的だが、実践を目指すには具体的な商品があった方が取り組みやすい」と分析しました。

新城市でゲストハウス「タカハウス」を経営する鈴木孝浩さんから地域資源を紹介。設楽町の椎茸農家やバンジャール(段戸牛レストラン)、ジビエカフェ、関谷醸造の日本酒「空」、豊根村のチョウザメ養殖、東栄町のチェーンソーアート(世界大会開催地)など多彩な事業者との連携可能性を説明しました。

学生たちは最終的に「温泉・サウナ・リラクゼーション」を中心軸とした商品開発方向で合意。参加学生は「リラックスできる場所では購買意欲が高まる」「自転車で山里を巡り、最後に温泉・サウナで整うという体験も面白い」と統合的なプランを提案しました。

さらに2チーム制を検討し、「温泉関連商品開発チーム」と「既存商品の販路開拓チーム」に分かれて効率的に活動する構想も示しました。地域素材を活用したオーダーメイドサウナグッズや香り商品の開発など、創意に富んだアイデアを発表。

今後9月にフィールドワーク、10-11月にアクションプランの実践活動、2月に成果発表会を予定しています。