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2026.03.26

2026年3月21日(土)、22日(日)、名古屋学院大学 岡本ゼミの竹チームが放置竹林の啓発イベントを行いました


三河山間地域(あいちの山里)(※)の魅力を知ってもらい、地域のファンとなってもらうことを目的とした「あいちの山里関係人口拡大事業」。その一環として、名古屋学院大学 岡本ゼミの竹チームは岡崎市額田地区の地域課題である放置竹林問題の解決に約9カ月取り組んできました。その集大成として、放置竹林の解消に向けた啓発イベントを2026年3月21日(土)、22日(日)の2日間にわたり開催しました。
※「三河山間地域(あいちの山里)」は、岡崎市(額田地区)、豊田市(旭、足助、稲武、小原、下山、藤岡の各地区)、新城市、設楽町、東栄町、豊根村を指します。

 

「三井アウトレットパーク 岡崎」によるご協力のもと開催

イベントは「祈り竹ライトアップ-額田の竹で照らす未来-」と題し、2025年11月にオープンした「三井アウトレットパーク 岡崎」施設内のコミュニティスペース「おいでんラボ」と、大階段の場所をお借りして開催。来場者が竹札に願い事を書き、大階段に設置した竹筒に入れ、願い事とともに空間を照らすという内容です。竹の持つ魅力に触れてもらいながら、放置竹林についても知っていただくきっかけ作りとして考案しました。「おいでんラボ」では放置竹林についてのミニ講座も開催し、参加者に地域課題をより深く、身近な問題として捉えていただく機会作りに。参加費はすべて無料ですが、竹林の保全費用に充てる募金活動を行いました。

 

【祈り竹ライトアップ-額田の竹で照らす未来-】

2026年3月21日(土)/11:00~21:00
「三井アウトレットパーク 岡崎」
愛知県岡崎市舞木町字金森200

大階段に設置した約200本の竹筒や竹札は、放置竹林の解消や岡崎市の中山間地域の活性化に取り組む岡崎市森林組合と、額田の森と地域を元気にする「木の駅プロジェクト」や木を使ったクラフト体験などを提供しているクラフトスタジオ タビーラ様のご協力で製作できたものです。竹チームの学生たちは、これらのご協力先と「三井アウトレットパーク 岡崎」の担当者と打合せを重ね、本イベントの実施に辿り着くことができました。

イベントでは、1日に約100枚ずつ用意していた竹札が両日とも15時までにはなくなるほど大盛況。子どもから高齢の方まで、さまざまな年代の来場者に興味を持って参加いただくことができました。

「おいでんラボ」ではミニ講座も開催。放置竹林が広がりつつある要因や影響について詳しく伝えました。1日目、講座を担当した竹チームのリーダー・佐野なづなさんは、「どの年代の人にも伝わるように話すことが難しかった」と感じたことから、2日目は、より身近な竹製品を話題に出したり、「自分なら竹でどのようなものを作るか」を参加者と一緒に考える時間を設けたりなど、参加者が竹を自分事として捉えやすいよう、工夫を凝らして臨みました。参加者からは、「家の近くなど身近に生えているイメージの竹が、さまざまな影響を及ぼしていることに気づくきっかけになった」という声が聞かれました。

18時からのライトアップでは、札を入れた方や、昼間からライトアップを楽しみに待っていた方などが戻ってこられ、館内の滞在時間の延長に貢献できたことが確認できました。また、竹から放たれる幻想的な光に誘われて多くの人が足を止め、その様子を写真に収めるなど、イベントが拡散される様子も見てとれました。

本イベントでは、竹チーム以外のゼミ生の協力もあり、2日間を無事に終えることができました。竹チームのメンバーとして竹灯りを発案した山本彩璃さんは、「啓発という点では、未達成に終わってしまった部分もある」と反省を口にしつつ、「企画途中でくじけそうになったこともありましたが、チームメンバーをはじめ、多くの方たちに助けられ、開催できてよかったです」とコメント。額田地域の出身で、今回の事業に並々ならぬ意欲を見せていた稲葉空維さんは、「来場者への啓発だけでなく、新たな竹の需要先の発掘という予想外の収穫が得られました。竹の需要拡大が放置竹林の対策には重要なカギとなります。今回の開催の目的につながる成果になったと思います」と話しました。今回の開催をきっかけに竹を必要としている地元事業者の方に出会うことができ、今後の竹の供給について岡崎市森林組合の方と改めて関わっていく予定です。

竹チームメンバー5名

 

総括としてチームのメンバーは「この活動をきっかけに、自分たち自身も放置竹林について理解を深めることができたので、機会をいただけたことをありがたく思っています。今回で活動自体は終わってしまいますが、今後も関心を持ち続けたい」と、自身が地域との関係人口となれたことに感謝の気持ちを持ったようです。