大学生による地域資源磨き上げ大作戦!
2025.10.5
「食」と「文化体験」の2テーマであいちの山里の魅力を発信
愛知県の山間地域と大学生をつなぐ地域創生プロジェクト「あいちの山里 大学生による地域資源磨き上げ大作戦!」の定例会議が開催され、早稲田大学マーケティング研究会の学生4名がオンラインで参加。あいちの山里でのフィールドワークを経て、2つの活動テーマについて協議を行いました。
現地で感じた「人の温かさ」が原点に
副代表を務める1年生の小澤諒さんは、フィールドワークの感想として「地域の皆様との結びつきを強く感じた。人柄や地域への熱い思いが何よりも印象的だった」と語りました。この体験が、テーマ選定の大きな軸となっています。
テーマ1:あいちの山里の「食」を東京で
「誰でも入りやすく、都会にはない良さを活かせる」として、地域の食材をテーマに設定。文京区の飲食店と連携し、期間限定メニューの開発や店頭での試食イベントなどを検討しています。
テーマ2:ニッチな文化体験イベント
もう一つは、現地のお祭りや文化を活かした体験型イベントです。2年生の平位美咲さんは「SNSを活用してダイレクトメッセージで社会人サークルにアプローチしたい」と具体的な集客方法を提案。LinkedInやInstagramを駆使した戦略的な広報を計画しています。
フィールドワークに参加できなかった1年生の白倉真志さんは「話と写真だけではリアリティが湧かない。五感を使ってアプローチすることで、より足を運びやすくなる」と指摘。講演会だけでなく、食事会や映像、現地の特産品を使ったワークショップなど、多角的な体験の場を創出する重要性を訴えました。
「視座を高める」挑戦へ
スタッフから「企業のCSRやSDGsなど、大義を掲げる先とマッチングできれば持続可能な取り組みになる」とアドバイスがあり、学生たちはより広い視野でのテーマの深堀りに取り組む方針です。

