大学生による地域資源磨き上げ大作戦!
2025.10.7
「ジビエ」と「空き家活性」2チームが具体的な企画を提案
愛知県の山間地域と大学生をつなぐ地域創生プロジェクト「あいちの山里 大学生による地域資源磨き上げ大作戦!」の定例会議が開催され、明治大学マーケティング研究会は、10月18・19日の1年生を伴うフィールドワークに向けて、2チームの企画案とスケジュールを発表しました。
ジビエチーム:偏見を覆す発信活動へ
大和田詩織さんと八巻勇哉さんが率いるジビエチームは「ジビエの魅力や正しい知識を発信する」をテーマに設定。大和田さんは「実際に食べてみたら、イメージしていたよりも全然癖がなくて美味しかった。もっとこの魅力を他の人にも伝えられないか」と企画の動機を語りました。
八巻さんは「害獣のことも知ってほしいけれど、それよりもジビエの栄養価が高いことや、食べやすいことを発信していきたい」と強調。マルシェでの既存商品販売や東京のレストランとの特別メニュー開発を計画しています。
フィールドワークでは、公共交通機関を使ってジビエ直売所などを訪問予定です。
空き家活性チーム:歴史とリノベーションの可視化
大竹勇斗さんと敦賀友香さんの空き家活性チームは「新城市をフィールドに空き家リノベーションと歴史を可視化する」をテーマに掲げました。大竹さんは「あいちの山里全体を知ってもらうための入り口として、アクセスの良さや長篠の戦いなど歴史的資源が豊富な新城市が向いている」と説明。
具体的な仕掛けとして、ステッカー作りやキャラクター化、スタンプラリーなどの体験要素を企画。大竹さんは「SNS発信だけでは達成感が見えにくい。グッズ販売や体験を通じてリアルな反応を得たい」と述べました。
敦賀さんは「先月のフィールドワークで自然や歴史という地域資源を肌で感じた。今回は歴史にフォーカスして、より良いものにできれば」と意欲を示しています。
企業連携で持続可能な取り組みへ
スタッフから「一過性で終わらせない仕組み」や「企業との連携で三方良しの関係構築」などのアドバイスがあり、学生たちは中間発表に向けてさらなる企画のブラッシュアップに取り組みます。

