大学生による地域資源磨き上げ大作戦!

2026.2.14

2026年2月14日(土)に、中日ホール&カンファレンスにて成果発表会を開催

三河山間地域(あいちの山里)(※)の魅力を知ってもらい、地域のファンとなってもらうことを目的とした「あいちの山里関係人口拡大事業」。その一環として、大学生があいちの山里の地域資源を若者目線で発掘し、地域のファンを増やすための魅力的なアイデアを提案するプロジェクトの成果発表会が2026年2月14日(土)、「あいちの山里関係人口拡大事業 大学生による社会実装大作戦!&地域資源磨き上げ大作戦!合同成果発表会」と題して開催されました。

※「三河山間地域(あいちの山里)」は、岡崎市(額田地区)、豊田市(旭、足助、稲武、小原、下山、藤岡の各地区)、新城市、設楽町、東栄町、豊根村を指します。

【開催概要】

2026年2月14日(土)/13:00~17:00
中日ビル6階 中日ホール&カンファレンスRoom1(名古屋市中区栄四丁目1番1号)

この成果発表会では、第1部に名古屋学院大学商学部岡本ゼミの学生5チーム、第2部に明治大学マーケティング研究会の学生2チーム、早稲田大学マーケティング研究会の学生2チームが、取組結果を報告しました。

本発表会は、地域や関係者への提案とともに、学生自身にとっても今後の学びの一助としていただくために開催。地域資源や商品開発等に詳しいコメンテーター5名にご講評とアドバイスをいただきました。当日の司会進行を勤めたのは、CBCテレビアナウンサーの友廣 南実氏と、岡本ゼミの伴走支援に携わった(株)広瀬企画 広瀬 達也氏。友廣氏は学生と年齢が近い立場の大人としての目線を持ちながら、学生の発表一つひとつに丁寧なコメントを送られました。

第1部 名古屋学院大学の学生5チームがアイデアを発表!

名古屋学院大学の学生は、あいちの山里の地域資源を若者目線で発掘し、商品アイデアに仕上げ、社会実装を目指しました。

【名古屋学院大学5チームの発表テーマ】

●ジビエチーム
 ペーパーハンターを対象にハンター同士の交流を生み出す「ツナガルハント」ツアー
●ドローンチーム 
 自然×テクノロジーの「ドローン鬼ごっこ」イベント
●桝チーム 
 額田の木と地元の良さを、桝と特産品の地酒で伝える
●温泉チーム 
 地域資源の自然を「身にまとう自然」として思い出に残す草木染め体験
●竹チーム  
 額田の放置竹林の竹に新たな循環を生み出す「祈り竹ライトアップ」イベント

コメンテーターから名古屋学院大学の学生と地域の未来につながるアドバイス

●空リゾート(株)代表取締役社長 加藤 直詳氏

毎年この事業の講評に携わらせていただいていますが、年々、事業性が増していると感じています。来年以降、地域にどれだけ足を運び、地域への気持ちを持って企画に取り組むかというところは、より精度が上がっていくといいなと考えております。そういった面で、一番印象的だったのは竹チーム。メンバーに地元出身者がいることが大きかったと思いますが、地域とのコミットメントを持ち、見守ってくださる地元の人たちと改めて関わりながら、貴重な成功体験ができたのではないかと感じました。

●(株)トラストバンク マーケティング統括部チャネルビジネス部 部長 森田 裕士氏

いくつかのチームの発表の中で、あいちの山里に来ていただくというお話が多く出ました。多くの旅行関連の企業の方から、「都市部から人を呼ぶには……」と相談をいただくことがありますが、呼ぶのは難しい。まず大切にしてほしいのは、既に現地にいらっしゃる人。この方々に飲食して泊まっていただくだけで、客単価は3、4倍と跳ね上がっていきます。固い関係を築ける可能性のある方と、どれだけ関係値を深められるかが重要です。また、目的地としてその場所に行くのではなく、結果的にその場所に行くことになったという偶発性のある企画を考えていく力も今後ハックしていただけると良いと思いました。

【名古屋学院大学総評】

●名古屋学院大学 経済研究科 科長 岡本 純氏

活動を進めていく中で先行きが不安に思われた場面や、どれだけ考えても上手くいかなかった時もあったと思います。社会人になると、時間がなく損得勘定を優先して行動せざるを得ない場面が増えます。しかし、学生時代には比較的自由に使える時間があります。その時間を活用し、自分の力を存分に発揮して積み重ねた経験は、社会に出てから大きな糧となるはずです。このような機会を与えていただき、関係者のみなさま、誠にありがとうございました。

第2部 明治大学、早稲田大学のマーケティング研究会から4チームが発表!

明治大学、早稲田大学のマーケティング研究会は、2泊3日のフィールドワークを通して得た知見から、都会で暮らす学生ならではの着眼点を通して企画を実装し、その成果を報告しました。

【明治大学2チームの発表テーマ】

●ジビエチーム
 ジビエの体験イベントを通じたファンマーケティング
●空き家活性化チーム
 新城市で謎解きイベントの開催による、ふるさとリビジョンプロジェクト

【早稲田大学2チームの発表テーマ】

●文化チーム
 東京の地方移住検討者を掘り起こし、地域の人との交流機会を生む「おこた会議」イベント
●食チーム
 「害獣」を「高級食材」へ。愛知県山間部のジビエにおけるブランド価値の創出

コメンテーターから明治大学、早稲田大学の学生と地域の未来につながるアドバイス

●クローバードローン 代表 野澤 成裕氏

みなさんの熱量がとてもよくわかる発表でした。私も、空き店舗を自腹で借りて運用していた際、地元の人を巻き込むことで地域に非常に多くのお金を落とすことができた経験があり、学生のみなさんの取組もぜひ応援したい。伝えたいことは、熱意を持ったらそれをどんどん外へ出して、チャレンジしていってほしいということ。周りが化学反応を起こして必ず動いてくれると思います。学生の時は、どれだけ失敗してもいいんです。社会人になると、そうはいかないことが多い。我々も、協力できることがあれば惜しみなくさせていただきたいと思っております。

●古民家宿 タカハウス 鈴木 孝浩氏

東京に一時期住んだあと、あいちの山里に移り住んで感じたことは、価値が0のものやマイナスのものが非常に多いということ。害獣被害をはじめ、存在が人々の生活にとってネガティブなものが山里にはたくさん残っている。そこに注目してビジネスに転換していく今回の取組から、発展して上手くいった先に日本全体の山里が良くなっていくといいなと感じています。東京の学生さんたちは、東京にいながらあいちの山里の可能性をたくさん模索してくださり、嬉しく思っています。ぜひこれからもあいちの山里に足を運んでもらえると嬉しいです。

【明治大学、早稲田大学総評】

●ボノ株式会社 代表取締役 横山 貴敏氏

自分たちで考え・動いた熱意を非常に感じた発表でした。みなさんには、名前すら知らないところにいきなり飛び込むからこそ、地方に1度、2度行ったくらいでわかった気にならないようにと言い続けてきました。ここまでやってきた泥臭いプロセスが素晴らしかったです。今後、学業や仕事で息が詰まったらプロジェクトに関わった人たちを思い出して、時にはまたあいちの山里に遊びに行ってみてください。「横山さん一緒に愛知に行きましょう!」と言われるのを待っています。

【全体の総評】

●愛知県 総務局 総務部 市町村課 地域振興室 室長 林 宗智氏

どのチームの発表も素晴らしかったと思いますし、実際にあいちの山里に貢献できる企画もあると感じました。今日の発表で終わりではなく、発表した企画を今後も実施していただけると嬉しく思います。また、参加していただいた学生のみなさんも関係人口の1人になったと考えておりますので、引き続き、あいちの山里のファンとして今後も継続的に関わっていただきたいです。